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【世界最速?現地レポート】Oracle AI World 2026 Day3 ― 「AI は社員を雇うことに等しい」Japan Session と、サプライズ続きの 1 日

2026.10.28

みなさん、こんにちは!FREEDIA の金本です。

Oracle AI World 2026 の世界最速?現地レポートもとうとう第 3 弾です。皆さんの応援でこの執筆活動を頑張れてますので、あともう少し頑張ります!!さて、これまでのレポートはこちらからどうぞ。

👉 Day0〜1: https://freedia-inc.jp/oaw-20261025/

👉 Day2: https://freedia-inc.jp/oaw-20261026/

Day3 は、朝から夜までサプライズの連続でした。OpenAI のサム・アルトマン氏の登場、NVIDIA・OpenAI・Oracle がそろった OCI のセッション、日本からの参加者向けの Japan Session、そして夜の The Party まで、駆け足でお届けします。

Day3 の朝: ギターの前で、はい、チーズ

Day3 の朝は、ラテを片手に、ストリップの歩道橋から 1 枚。後ろに見える青いギターの形の建物は、旧ミラージュの跡地に建設中の Hard Rock の新しいホテルです。

高さは約 200m(660 フィート)、42 階建て。ギターのボディとネックをそのままビルにした、いかにもラスベガスらしい建物で、2027 年の開業に向けて工事が進んでいます。来年来るときには、もう完成しているかもしれません(●´ω`●)

キーノート前: Fusion Claw くんと生ライブ

会場に着くと、ちょうどキーノート前の生ライブの真っ最中。Fusion Claw くんと一緒に盛り上がりました。朝から気分はノリノリです。

まさかのサム・アルトマン登場

スクリーンに「Sam Altman / CEO and Co-founder / OpenAI」の文字が映った瞬間、会場がざわっとしました。そして「ORACLE | OpenAI」の大きなロゴの横で、対談がスタート。

ChatGPT で世界の AI の流れを変えた本人の話を、同じイベントで聞けるとは。感動で震えました。クラウドの基盤の Oracle と、AI のモデルの OpenAI。最前線の 2 社が同じステージに並ぶ姿に、AI の時代がここまで来たのだと実感しました。

OCI のスポットライト: NVIDIA × OpenAI × Oracle

OCI のスポットライトセッションには、OCI の President、Mahesh Thiagarajan 氏が登壇。後半は OpenAI の Sreekanth Pothanis 氏、NVIDIA の Ian Buck 氏を迎えて、3 人でのトークセッションになりました。

テーマは、OCI の上でトレーニングされている「Astra 6」です。

なぜ OCI なのか。大規模な AI を走らせるには、GPU の数だけでなく、それをつなぐネットワークの力が欠かせません。OCI のネットワークのパワーが、AI を動かす上での価値になっている、という説明でした。

金本の所感

AI のモデルを作る会社、GPU を作る会社、そしてそれを動かすクラウド。この 3 社が 1 つのステージに並んだことで、AI の最前線は 3 つがそろって初めて回るのだとよく分かりました。OCI が「GPU を並べるだけのクラウド」ではなく、ネットワークまで含めて AI のために作られた基盤として語られていたのが印象的です。

ラリー・エリソン氏の登場

もう 1 つのサプライズが、予定には入っていなかった Oracle の CTO 兼会長、ラリー・エリソン氏の登場です。

語られたのは、ヘルスケアの重要性。そして、病院の中だけでなく、ヘルスケアのエコシステム全体を自動化していくこと。ご本人の口から直接聞くと、言葉の重みが違います。

Day2 のキーノートでも、病院の救急外来と救急車のデモがありました。Oracle がヘルスケアにどれだけ力を入れているかが、2 日続けて伝わってきました。

展示会場: Salesforce ファミリーを発見

展示会場を歩いていたら、「Informatica from Salesforce」の文字が目に入りました。Oracle のイベントで、見慣れた Salesforce のアイコンに出会えるとは。FREEDIA は Salesforce の導入も手がけているので、なんだか嬉しくなって思わずパシャリ。

Japan Session: AI 導入は「社員を雇うこと」に等しい

Day3 には、日本からの参加者向けの Japan Session がありました。登壇したのは、日本オラクルの三澤社長です。日本語で、日本の会社の目線から AI の話を聞けるのは、ありがたい時間でした。

企業は AI を使って何を目指すのか

最初の問いかけは、「企業は AI を使って何を目指すのか」でした。

AI の使い方には、2 つの方向があります。1 つは、一人ひとりの仕事を速くする「支援系 AI」です。たとえば、社員が AI で顧客への返信メールを作って送る。個人の作業時間は確かに減ります。けれども、業務の流れそのものは変わらないので、その効果は財務諸表の数字にははっきり表れません。

もう 1 つが、AI 自身が業務を進める「基幹系 AI」です。顧客情報を調べ、注文履歴を確かめ、契約のポリシーと照らし合わせて、返金の処理まで AI が行う。ここまで来ると、AI は業務の担い手です。組織全体で処理できる量、つまりキャパシティが増え、コストや売上という財務の数字に直接つながります。

このスライドが問いかけているのは、「AI でスピードを買うのか、キャパシティを買うのか」ということです(スライドには、Forbes の記事「AI: Did You Buy Speed Or Capacity?」を参考にしたと書かれていました)。AI に投資して会社の数字を変えたいなら、目指すのは業務プロセスそのものを変える基幹系 AI だ、というメッセージだと受け止めました。

キャパシティを増やす AI 導入は、社員を雇うことに等しい

次のスライドのタイトルが、この日いちばん心に残った言葉です。「キャパシティを増やす AI 導入は、社員を雇うことに等しい」。

AI が業務を実行するには、モデルの性能だけでなく、次の 2 つが同時に必要だという説明でした。

  • 正しいデータとビジネスコンテキスト: AI がデータの意味、関係性、業務プロセス、ルール、過去の経緯を理解し、適切に判断・実行できるようにする(リアルタイムの業務データ、業務の意味と関係性、業務プロセスと現在の状態、業務ルール・ポリシー・企業知識、履歴と記録)
  • 行動規範: AI に安心して任せられるように、権限管理、職務分掌、監査、ガバナンス、監視、停止を可能にする(AI エージェントのアイデンティティ、アクセス権限の制限、行動履歴と監査証跡、問題を検知して止める仕組み、使わない AI エージェントを削除する仕組み)

新しい社員を雇ったら、仕事の中身とルールを教え、権限を決め、仕事ぶりを見守ります。AI エージェントも同じ、ということですね。

金本の所感

「AI 導入は社員を雇うことに等しい」という言葉は、とても腹に落ちました。

Day2 のレポートでは、Fusion Claw の「会社が決めた枠の中で AI が動く」仕組みや、Database の「業務の言葉を AI に教える」Business Topics を紹介しました。三澤社長の整理は、それらを経営の言葉で言い直したものだと感じます。正しいデータとビジネスコンテキストは、新しい社員に教える「仕事の中身」。行動規範は「就業規則と権限」です。

そして、そのどちらも、ERP の導入で私たちがお客様と一緒に決めてきたものです。勘定科目やマスタの定義、承認のルート、職務分掌、監査の証跡。これまで「ERP を正しく動かすため」に整えてきたものが、これからは「AI という新しい社員に働いてもらうため」の土台になります。

支援系 AI と基幹系 AI の違いも、日本のお客様にお話しするときに使いたい整理です。「AI を入れたのに、数字に表れない」という悩みの多くは、支援系 AI で止まっていることが原因なのかもしれません。業務プロセスそのものを AI に任せる基幹系 AI に進むには、ERP の中身が整っていることが前提になります。

Oracle を盛り上げるコミュニティ部隊

Japan Session が終わったあと、残りの時間で、AI World の大きなロゴの前に集まって記念撮影。Oracle を盛り上げるコミュニティ部隊の 3 人です。Oracle を盛り上げるぞーーー٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

夜は The Party へ

Day3 の夜は、参加者向けのパーティー、The Party です(https://www.oracle.com/ai-world/the-party/)。会場は、移動遊園地のようなテントやブースが並ぶお祭り仕様。スクリーンには DJ が映り、すでに大盛り上がりでした。

会場のあちこちに、仮装したパフォーマーがいて、一緒に写真を撮ってくれます。水玉模様のスーツの紳士(?)と記念撮影。「FATE APOTHECARY」というブースでは、ルーレットを回して運勢を占うアトラクションも楽しめました。

メインはライブ!

そして、メインはライブです。ヘッドライナーは、グラミー賞を受賞した Maroon 5。スクリーンに「M5」のロゴが映り、会場の熱気は最高潮に。見渡す限りの観客が、スマートフォンを掲げてステージを見つめていました。

カンファレンスの会場で、世界的なバンドのライブを見られるとは。Oracle のイベントのスケールの大きさを、最後まで感じた 1 日でした。

まとめとハイライト動画

Day3 は、サプライズと学びが詰まった 1 日でした。

  • サム・アルトマン氏、ラリー・エリソン氏が登場。AI とヘルスケアにかける Oracle の本気が伝わってきた
  • OCI のスポットライト: NVIDIA・OpenAI・Oracle の 3 社がそろい、AI を動かすにはネットワークまで含めた基盤が要ることが語られた
  • Japan Session: AI には支援系(スピード)と基幹系(キャパシティ)がある。基幹系 AI の導入は社員を雇うことに等しく、正しいデータとビジネスコンテキスト、行動規範が欠かせない
  • そして、その土台をすでに持っているのが、統一データモデルの ERP

ハイライト動画

Day3 の現地の様子を、約 1 分 40 秒の動画にまとめました。

ギターの形のホテルの前での朝から、サム・アルトマン氏とラリー・エリソン氏の登場、NVIDIA・OpenAI・Oracle がそろった OCI のスポットライト、三澤社長の Japan Session、そして Maroon 5 のライブで盛り上がった The Party までをたどれます。現地の雰囲気を感じていただければうれしいです。

ERP の導入支援をしている FREEDIA としては、「AI という新しい社員」に働いてもらうための土台づくりを、お客様と一緒に進めていきたいと考えています。

Oracle AI World は、いよいよ 28 日が最終日です。最後まで現地からレポートしますので、みなさんぜひお楽しみください!!!

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