「Oracle AI World」の魅力と、現地で失敗しないための歩き方 Vol.6 – 入国準備編(ESTA・カナダeTA)
みなさん、こんにちは!FREEDIAの金本です。
今年の「Oracle AI World」まで、いよいよ残り1か月を切りました!航空券やホテルの手配が終わって「あとは行くだけ」という方も多いのではないでしょうか?
当ブログでは、事前準備や現地滞在に役立つ情報を連載でお届けしています!Vol.1では行き方と受付までの流れ、Vol.2ではKeynoteやOracle Store、お食事事情、Vol.3では会場「ザ・ベネチアン」の魅力、Vol.4では周辺ホテル、Vol.5では会場周辺のグルメ&お財布に優しい「ほっとするご飯」についてご紹介してきました。
今回のVol.6では、ちょっと地味だけど忘れると飛行機に乗れない最重要テーマ、「入国準備(電子渡航認証)」にスポットを当ててみたいと思います!
アメリカに入るための「ESTA(エスタ)」はご存じの方も多いと思いますが、実はOracle AI Worldへの道のりでは、もう一つカナダの「eTA(イータ)」が必要になるケースがとても多いんです。今回はこの2つについて、料金や有効期限、申請のコツから、スマホで申請できる便利なアプリまでまとめてご紹介します(^^)
1.ラスベガスへの道のりは「2つの電子渡航認証」がカギ!?

※日本から米国への乗り継ぎ手順を確認したい方は、YVR公式サイト「Connecting Through YVR」を下にスクロールし、「Connecting from an International or USA Origin」の見出しをクリックしてください。開いた中の「From an International (Non-USA) Origin to a USA Departure (E Gates)」が、日本から米国へ乗り継ぐ人向けの手順です。
日本からラスベガスへは定期の直行便がないため、基本的にはどこかの都市で乗り継ぐことになります。ロサンゼルスやサンフランシスコなどアメリカ国内で乗り継ぐルートもありますが、私自身のおすすめは「カナダ・バンクーバー経由」です!(おすすめの理由は後ほどご紹介します)
ここで意外と見落としがちなのが、「カナダは空港で乗り継ぐだけでもeTAが必要」という点です。「カナダに入国するわけじゃないし、空港から出ないから大丈夫でしょ?」と思っていると、日本の出発カウンターで搭乗を断られてしまう…なんてことにもなりかねません(´ω`;)
つまり、バンクーバー経由でOracle AI Worldに向かう場合は、
- アメリカ用:ESTA(電子渡航認証システム)
- カナダ用:eTA(電子渡航認証)
の2つを事前に取得しておく必要があるというわけです!
私がバンクーバー経由をおすすめする一番の理由は、バンクーバー空港ではアメリカ行きの便に乗る前に、アメリカの入国審査(プレクリアランス)をカナダ側で済ませることができる点です。ラスベガス到着後は国内線扱いでそのまま空港を出られるので、長時間フライト明けの到着後がとてもスムーズです。そのぶん、バンクーバーでの乗り継ぎ時間には余裕を持っておくのがおすすめです!
2.アメリカ入国の必須アイテム「ESTA(エスタ)」

①ESTAとは?
ESTA(Electronic System for Travel Authorization)は、日本を含む「ビザ免除プログラム(VWP)」対象国の人が、90日以内の観光・短期商用目的でアメリカに入国する際に必要な電子渡航認証です。Oracle AI Worldのようなカンファレンス参加も、この短期商用の範囲に含まれます。
アメリカ国内で乗り継ぐだけの場合も必要になるので、「アメリカ経由で別の国へ」という場合もお忘れなく!
②料金は大幅値上げ!有効期限は2年間
ESTAの申請料は、2025年9月30日から21ドル→40ドルへと大幅に値上げされました。さらに物価連動の仕組みが導入され、2026年1月からは40.27ドル(約6,300円)になっています。今後も毎年見直される可能性があるので、申請時に金額を確認してみてください。
有効期限は、承認から2年間です。期間内であれば何度でもアメリカに渡航できますが、以下の点に注意が必要です。
- 2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日でESTAも失効
- パスポートを新しくした場合や、氏名・性別・国籍が変わった場合は再申請が必要
- 前回申請時の質問への回答内容に変更があった場合も再申請が必要
「去年もOracle AI Worldに行ったから大丈夫!」という方も、パスポートを更新していないかだけは必ずチェックしておきましょう。
③申請タイミングと、よくある落とし穴
ESTAは、遅くとも出発の72時間前までに申請するよう案内されています。とはいえ審査に時間がかかるケースもあるので、航空券を予約したタイミングで申請してしまうのが一番安心です。
申請に必要なものは、主に次のとおりです。
- 有効なパスポート(IC旅券)
- クレジットカード(またはPayPalなど)
- メールアドレス
- アメリカでの滞在先情報(ホテル名・住所など)
そして絶対に気を付けたいのが「偽サイト・代行サイト」です。検索結果の上位に、公式そっくりのデザインで高額な手数料を上乗せしてくるサイトが表示されることがあります。申請は必ず米国税関・国境警備局(CBP)の公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)か公式アプリから行いましょう。
また、2025年12月にはCBPから、ESTA申請時のSNSアカウント情報の提出義務化や、申請をスマホアプリに一本化するといった制度変更案が公表されています。今後段階的に変更が進む可能性があるので、申請前には在日米国大使館のESTAページなどで最新情報を確認しておくと安心です。
3.乗り継ぎでも必要!カナダの「eTA(イータ)」

①なぜカナダの申請が必要なの?
eTA(Electronic Travel Authorization)は、日本を含むビザ免除対象国の人が飛行機でカナダに入国する場合、そして「カナダの空港で乗り継ぐ場合」に必要となる電子渡航認証です。2016年から導入されている制度で、私がおすすめしている「バンクーバー経由でラスベガスへ」のルートには必須の手続きです。
なお、陸路や海路でカナダに入る場合は基本的に不要なので、「アメリカからバスでナイアガラの滝へ」といったケースでは求められません。あくまで空路がポイントです。
②料金はワンコイン以下!有効期限は最長5年間
eTAの申請料は7カナダドル(日本円で数百円程度)と、ESTAに比べるとかなりお手頃です。支払いはクレジットカード(またはデビットカード)で行います。
有効期限は最長5年間。ESTAと同じく、5年以内にパスポートが切れる場合はパスポートの有効期限までとなり、パスポートを新しくした場合は再申請が必要です。一度取っておけば数年間はバンクーバー経由のフライトを気軽に選べるので、「今回はアメリカ国内経由だから不要」という方も、取っておいて損はないと思います!
③申請のコツ
eTAの申請はオンラインで完結し、多くの場合は数分以内にメールで承認が届きます。ただし、追加書類を求められると数日かかることもあるため、カナダ政府もフライトを予約する前の取得を推奨しています。
申請時のポイントは以下のとおりです。
- 申請は必ずカナダ政府の公式サイト(canada.ca)から。ESTAと同様、高額な代行サイトに注意!
- 日本語の案内ページはありますが、申請フォーム自体は英語またはフランス語での入力になります
- フォームは途中保存ができないので、パスポートとカードを手元に用意してから一気に入力するのがおすすめ
- 承認メールが届いたら、記載されたパスポート番号が手元のパスポートと一致しているかを必ず確認。間違っていると再申請が必要になります
4.ひと目でわかる!ESTAとeTAの比較
| 項目 | ESTA(アメリカ) | eTA(カナダ) |
|---|---|---|
| 必要になるケース | アメリカへの入国・乗り継ぎ(90日以内の観光・短期商用) | 空路でのカナダ入国・カナダの空港での乗り継ぎ |
| 申請料 | 40.27ドル(2026年1月〜) | 7カナダドル |
| 有効期限 | 2年間(パスポート期限が先に来る場合はその日まで) | 最長5年間(パスポート期限が先に来る場合はその日まで) |
| 申請タイミング | 遅くとも出発72時間前まで(航空券予約時が理想) | フライト予約前が理想(通常は数分で承認) |
| 公式申請先 | CBP公式サイト/ESTA Mobileアプリ | カナダ政府公式サイト(canada.ca) |
※円換算は1ドル=約156円で計算しています。料金・制度は変更される場合があります。申請前に必ず各国の公式情報をご確認ください。
5.スマホで完結!申請をサポートする便利アプリ
「PCを開く時間がない…」という忙しい出張者の味方が、スマホアプリです。特にESTAは公式アプリがかなり便利なので、ぜひ活用してみてください!
①公式アプリ「ESTA Mobile」
米国税関・国境警備局(CBP)が提供している公式のESTA申請アプリです。iPhone(App Store)・Android(Google Play)どちらにも対応しています。

▶ アプリのダウンロードはこちら:App Store(iPhone)/Google Play(Android)
- パスポートをカメラでスキャンすると、氏名や旅券番号などの情報が自動で入力される
- スマホのNFC機能でパスポートのICチップを読み取り、本人確認がスムーズ
- 自撮り(セルフィー)で顔認証を実施
- 申請から支払いまでアプリ内で完結
- 「FIND IT」機能で、既存の申請のステータス確認もできる
手入力が少ないのでタイプミスによるトラブルを防げるのが大きなメリットです。コツとしては、明るい場所でパスポートや顔を撮影すること、そしてパスポートの読み取りはスマホとパスポートを密着させてしばらく動かさないこと。顔認証やICチップの読み取りがなかなか通らないこともあるので、出発直前ではなく時間に余裕のあるときに申請しましょう(*´ω`*)
先ほど触れたとおり、今後はESTA申請がアプリに一本化される可能性もあるので、今のうちに使い慣れておくのもおすすめです!
②入国審査をスピードアップ「Mobile Passport Control(MPC)」
こちらもCBP公式の無料アプリで、アメリカ到着時の入国審査を効率化してくれるものです。事前に旅程情報や質問への回答をアプリで入力し、到着後に顔写真を送信すると、専用レーンでスムーズに審査を受けられます。

▶ アプリのダウンロードはこちら:App Store(iPhone)/Google Play(Android)
ポイントは、ビザ免除プログラムの渡航者の場合、承認済みESTAを持っている「2回目以降の渡航者」が対象になること。毎年Oracle AI Worldに参加しているリピーターの方にはぴったりです!なお、利用できる空港(入国地点)は限られているので、事前にCBPの公式サイトで対応状況を確認しておきましょう。
※MPCはESTAやパスポートの代わりになるものではありません。あくまで「審査をスムーズにする」ためのアプリです。
③カナダのeTAはスマホのブラウザでOK
カナダのeTAには公式の申請専用アプリはありませんが、スマホのブラウザから公式サイトにアクセスして申請できます。手続き自体は10分程度で終わることが多いので、通勤中などのスキマ時間でも十分です。ただし、アプリストアや検索広告に出てくる「eTA申請代行」系のサービスは非公式のものも多いので、URLがcanada.caであることを必ず確認してくださいね。
まとめ
今回は、Oracle AI Worldへの渡航に欠かせない「ESTA」と、バンクーバー経由で必要になるカナダの「eTA」についてご紹介しました。
最後に、出発前のチェックリストをまとめておきます!
- パスポートの有効期限は十分か?(最近更新した場合はESTA・eTAとも再申請が必要)
- ESTAは取得済みか?有効期限(2年)は切れていないか?
- 乗り継ぎがカナダの場合、eTAは取得済みか?
- 申請は公式サイト・公式アプリから行ったか?
- 承認内容(パスポート番号など)に間違いはないか?
そして、ここまで準備の話をしてきましたが、何よりも大事なのは「Oracle AI Worldを楽しみにすること」です!
今年のOracle AI Worldは、2026年10月25日〜28日にラスベガスのThe Venetian Convention and Expo Centerで開催されます。
「参加登録 → 航空券 → ESTA・eTA」、早め早めに準備を進めて、万全の状態でラスベガスに乗り込みましょう!
Oracle AI Worldの開催まで、1か月を切っています。引き続き渡航準備や参加前に役立つ情報を発信していきますので、次回もぜひお楽しみに!














